猫に恋する物語
*第四幕
私はいつの間にか眠ってしまったようだ。

□が来てから2時間ぐらいたってもう4時になっている。

@ん?なんかあったかいな。わっメタボ!
気がつくとメタボが私のお腹のそばで丸まって寝ていた。

おぉいつのまに・・・?

私の叫び声でメタボが目を覚ましてしまった。□はまだ熟睡中である。

*あれ・・・?俺もいつの間にか寝てしまったのか。

@そのようね。というか□が先に起きなくてよかった。

*・・・そんなに危険なのか?

@フフッ試してみる?

*いや。丁重にお断りする。

@賢明な判断よ。

*お前たちは仲が良いんだな。

@え?なぜそういう結論に落ち着く?

*まぁ。その。なんとなくだ。

@ふーん。ま、仲はいいけどね。私のたった一人の友達であり親友だし。

*意外だな。友達少ないのか。

@めんどくさいしね。いろいろと。私には□がいたらいいのよ。さぁーて。これからどうしようか?

私は話題を変えた。

*俺はお腹がすいた。

@えっ!?早くない??もう少し待ってよ。
節約しないと今月キツいんだから。

*うぅ。

@あんたそんなだから太るのよ。

私はズバリ指摘した。

*うっ。

メタボが硬直した。
・・・・・・・・・・・・。シーン

しまった。すごい落ち込んでる!太るとかタブーだ!

@あっえーっと?あれよね?。猫は太ってた方が可愛いわよね!。私はすきだなぁー。あはははは。

私はその場の凍りついた空気を解凍するため必死に、つたない言葉を紡ぐ。

*そうか!?

私の言葉を聞いたメタボは瞬時に元気になった。

@そうそうっ!

私は首が折れるかと思うほど縦にブンブン振る。

*そうか。よし、我慢してやらんこともない!

@おぉっ!ありがたき幸せ!

主従関係成立の瞬間だった。
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