猫に恋する物語
キャーキャー
可愛いー!!
豚ー?猫ー?
ブサかわー!!
まるいー!まんじゅうみたいー。
・・・・。まさか!
私は人だかりに向かって突進する。
@どけどけーい!
すると、案の定メタボが皆に囲まれ、ぶにぶにしたお腹や体を引っ張りまくられていた。
私と目があった瞬間助けを求める目でこちらを見つめてくる。
@うっ。
@お前らの必殺技、捨てられた犬の目!!
何を馬鹿なことを言ってるんだ!早く助けろ!とメタボの目が語っていた。
@ちょっとごめんねー。それ私の知り合いの猫だからー。
きゃー!!ねこだってー!
豚じゃないんだー
かぁーわいいー
うっ頭に高い声がギンギン響く。
私は周りの人を蹴散らし静かなところに移動する。
使っていない教室に私はメタボを案内した。
ここは授業をサボるのに格好の場所らしい。私は使ったことがなかったけれど。
幸い、今は昼休みなので誰もいなかった。