猫に恋する物語
私は制服にも関わらず地べたに腰を下ろしメタボに話しかけた。
@大丈夫?
*おっおう・・・。
半ば放心状態なメタボはなんとか返事をする
@それでどうしてこんなとこにいるのよ?
私が聞くとメタボは私のお弁当箱をおずおずと差し出した。クチで加えていたのかちょっと濡れていた。
@わあ。あんたわざわざ届けに来てくれたの?
聞くまでもないことを聞いた。
*そうだ。暇だったからな。
@ありがとう!!お腹すいてたのよ!!
私は笑顔でそう言って弁当を握りしめる。
メタボは私の笑顔を見て満足そうにうなずいた。