猫に恋する物語
私のセリフを聞いたメタボは首を縦にブンブン振りながら肯定の意思をしめす。

@あはは。そんなに必死にならなくても。


そして二人で美味しく食べ終えた。

二人で分けたので腹八分目という健康的な食事になった。

まぁ冷凍食品ばかりという時点で健康とは言えないだろうけれど。

@ね。さっきから思ってたんだけどその風呂敷何?

私はずっと食べている間気になっていた事を聞いた。

メタボはそんなもの持っていなかったはずだ

私の家の中にも無かったはず。

するとメタボは思い出したかのように身をよじって風呂敷をドスンと器用にも下におろしながら言った。

*ああっ忘れていた。知らない、おばあさんに貰ったんだ。開けてみろ。

そんなことあるのか?と訝しげに思いながらもメタボの言う通りに開けてみた。

中から覗いたのはとても美味しそうな沢山の果物たちだった。
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