猫に恋する物語
@もし・・・□なんで、でないんじゃああああああああ。
□なぜだ!なぜだ!何があった。また誘拐か!私以外にそんな奴居ないはず!なぜでんのだー!

@いや、おい!おーい。出たって。
出たわよ!

@聞けー!!!!!!

ひと目もはばからず絶叫。

□うあああああああ。鼓膜っ!!!!!!

@ちょっと!私忙しいんだから。早く要件言いなさいよ。 じゃないと切る。

□え!私からのラブコールに意味なんて・・・ブチッ。ツーツーツー。

本気でむかついた。軽く殺意も湧いた。予想はしていたが、していたけれど、していたけれども。
あるでしょう?感情の波が抑えきれない時って。誰にでもあるはずよ。


はぁー。深くため息をつく。

これだから□は・・・。着信拒否にしてやろうかしら。

すると私は心が軽くなっているのに気がついた。しかもさっきよりもかなり落ち着いている。

□の声を聞いただけでこんなにも、こんなにも変わるものなのか。□は気づいてないんだろうけど私にとって、とってもとっても大事な存在だ。


だからホントはメタボに“仲がいいんだな”と言われた時は、とても嬉しかった。
よし、このまま探していても埒が明かない。□にもう一度かけ直す。


< 48 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop