猫に恋する物語
□えっ?
この前っていったら私家行ったよね?あれ?居たっけ?・・・。
あーそっか私寝ちゃって。

@そうそう。だから見せられなかったのよ!

ははは。なんとまぁ都合のいいこと。

□そっか。早く見つけないとね。今夜冷えるらしいし。
今どこ?私もさがす。詳しいことは後で話して。

@うっうん。今、通学路のいつも買ってる自販機の前。

□おっけ!10分で行く!

そして会話は途切れた。

はい。2分で□登場。

@だろうと思ったわ!!!

□えっ?何?

@いや、なんでもない。

□まぁいいや。とりあえず探そう。 どんな感じ?

@えっと・・・太ってて、脂肪たっぷりで、太ってて、灰色っぽくて、太ってて、豚みたいで、太ってて・・・

□あぁなるほど。よーく分かったよ。

とりあえず太った猫を探そうと決めたようだ。

□じゃあ手分けして探そう!

そう言うと□は忍者のような動きで姿を消した。

すごいっ!なに者だ!

ん?このセリフ前にも言ったような既視感が

そして相手がメタボだと思い出して切なくなる。




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