猫に恋する物語
目が覚めるともう1時だった。

頭は少しスッキリしたような気がする。
さっそく電話をした。□に。

ワンコールで出た。さすがだ。

□はいはーい!待ってましたー。もーずっとケータイ握りしめて待ってましたー!

@こわっ!

なんでだろう。ホント□って空気を壊すのがうまい。
シリアスな空気があっという間に崩れ去る。

これはもはや才能なのでは・・・?

□いや、怖くないね。むしろ普通だねっ。みんなしてるよっ。

@いや!しねーだろ!

□いやいや

@いやいや

@□いやいやいやいや

@□勝負だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

□アタイはゆずらないよっ!
ケータイ握りしめてトイレにも持って入ったり5分おきにメールの受信履歴見たりするのも普通だね!

@こわいいいいいいいい。あんたはストーカーかなにか!?

□まぁ、そんなところよっ。

@なぜにいばる。

□才能ゆえよ。

@意味が分からん。


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