猫に恋する物語
「何があっても、あきらめないで。

それだけはしないで。

宇宙は広いのよ。だから、メタボが住んでいる世界は存在するし、ほかの可能性だって無限に存在するのよ。     


だから、あきらめないで。



もう無理だ、これ以上進めない、立ち上がることすら出来ないと思っても、けしてあきらめたりしないないで。



立とうとする努力をしなさい。

進もうとする意思を貫きなさい。 

そすれば自ずと道は開かれる。



そう信じて頑張ることよ。
それしか出来ることはないのだから。


だって、立ち止まって頭を抱えて苦に悩まされているよりずっといいでしょう?


人生は偶然で満ちている。 だけどその中でも何とかなるもんなのよ。 あるでしょう? 
あなたにもそういう経験が。



頑張りなさい


私は心からあなた達を応援しているわ」



おばあさんはそう言うとニッコリ笑った。


温かい。 とても温かい笑顔だった。
世界は違えど人は皆同じだ。 


人はみなあったかい。


おばあさんの言葉は星屑のような光を持って私たちの心に届いた。






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