猫に恋する物語
@ちょっ!あんたっ。汚っ!臭っ!

@うわっなんか水すっごい濁ってるんだけど・・・。

いつもの要領でバケツに水をため雑巾がわりに偽雑巾をぶち込み怒りに任せて床を御死御死・・・。

ようやく怒りが収まってくるとだんだん可哀想になってきた。

読者のみなさんも若干というか、かなりの勢いで引いているのではないだろうか。


ここは何としても私の好感度を上げるべく偽雑巾をお風呂場へ連行。あくまで連行。普通に連れて行くほどそこまで優しくはない。

そしてわざとらしくお湯を勢いよくぶっかける。

@ん?よく考えるとさっきからコイツ喋らないな・・・
ん?喋る? 喋る? ん?? んんん???

@んんんんんんんんんんんんんんなんだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

ようやく違和感に気づいた馬鹿な主人公だった。

私の強烈な叫びによってか勢い良くぶちまけたお湯によってか。とにかく雑巾はふたたび目を覚ました。

ー雑巾ー
このあだ名、定着しそうである(笑)。
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