猫に恋する物語
@お腹すいたわ。なにか食料出してよ。

□えっとねー。私もネタで持ってきたからなー。

@・・・・。やっぱネタかよ。

今更カミングアウトって。

□ネタ以外のなにものでもないねっ!だから食料はお菓子しかありませーん!

@・・・・・・・・。まぁ・・・無いよりはいいけど・・・。 

□そうそう!無いより全然いいって!下におりたらなんとかなるってー!

私は今更気づくのだった。

これからのことを全然考えていなかったという事実に。

まず、この山?を下りて町があるかもわからないし、ましてや人がいるかもわからないし、食料はお菓子しかないし水分も水筒にいれたお茶しかないし。

なんと無計画なんだ。

今更ながらに、ほんと今更だけど気づく。
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