猫に恋する物語
まぁあえて言わせて貰うのならば、

“何回目だろう、こんな感じのやり取り”
と、ふとそんなたわいもない考えが頭をよぎった、とだけ言っておこう。

@とにかくっ私たちはここの世界の住人を探すってことだけを考えるわよ。広さとかここの世界の理とかは後!そんなもん後で考えりゃなんとかなるって。

□うわ適当ーホント行き当たりばったりだね。誰に似たんだか。

□ま。私たちってそういうキャラだよね。

@そうそう。悲しいことにね。

□そう? 私は結構気に入ってるけどね。

@だろーね。全力で馴染んでるわよ。

□それは褒め言葉として受け取ってもいいのかな?

@それは受け取る側の問題でしょうよ。

□じゃあ究極の褒め言葉として受け取っておくよ。

@いや、褒めてないわよっ?

□おいっ!さっき受け取る側の問題って・・・

@私は過去は振り返らない。

□カッコイ!けど盛大に話を流された感じが・・・

@しない!!
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