猫に恋する物語
□やっやっとついたああああああああああ。というかキレッ!何この街並み。何あれ?町中に水が張り巡らされてる?あっ水路かっ!

□は興奮して首をブンブン振りながら必死に景色を目に焼き付けている。

@確かにすごいわね。大きい。メタボはここで暮らしているのかな・・・。

□そうだよ!きっといるよ。結構広いけどさ、何年かかっても探そうよ。もし居なかったとしても私は@について何処までも探しに行くからねっ!


そうして□は興奮気味に付け加えた。

□とりあえず入ってみようよっ。


山と町は二百段ぐらいの階段でつながっていた。

私たちは跳ねるように一気に階段を駆け下りて町に踏み入った。

□おっ・・・。おぉ・・。何か感じるものがあるねっ!

@そっ・・そうねっ!

私も興奮が抑えきれずに□の意味不明な意見におもわず同意してしまう。

□よぉーし!探検だぁあああああ!

@おーっ!

階段を降りてすぐ、しばらく歩いたが、その時間中に人は全く見かけなかった。

それでもしばらく通りを進んでいくと段々、通行人が増えてきた。

そして気づいたことがある。
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