いじわるは君にだけ。


「今日だけ・・・??」

「つか、セックスだけならいいけど。」

「えっ・・・・」

「したいなら今日の放課後すぐ相談室に来てね。じゃ」





すたすたと歩く。


「あっちょっとまてよう~」

優が追いかけてきた。

「あ~あ潤君。またあ~。そんなことしてると罰があたりますよ~」

「おめ~は黙ってろ馬鹿、優。」

「たく~モテるやつはこれだからいやになるよう・・・」

「お前もそこそこモテんだろ」

「えっ!?まっ。まあ。////でも潤、知ってた?」



「なにがだよ?」

「俺ら学校じゃけっこう有名人らしいよ」

「は?んで」

「黒い悪魔と白い天使ってな。あ、ちなみに俺が白い天使な」

「んな馬鹿馬鹿しい」



「女をおもちゃのように扱うドS王子様と、女を宝のように扱うリアル王子様ってうわさらしいよ~俺リアル王子」




ほんと馬鹿げてる。
求められたら、求め返す。
それの何が悪い。女をおもちゃだとはおもってねえし
俺は誰にも迷惑なんかかけてねえ。
なんで俺が悪魔なんだよ。まじねえ。



「はあ・・・めんどくせえな。いくぞ馬鹿、優」

「待てよー潤」





キンコーンカンコーン・・・


授業終わりの鐘が鳴り響き生徒達が騒ぎ出す。

「さあ行くか・・。」

いつものように相談室に向かう。

運命の出会いがあるとも知らずに・・・。
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