あかさ
それは…神崎涼(かんざきりょう)
涼と幼稚園のころからの
幼なじみで小さい時は
いつも一緒にいて…
気付いたらもう大好きに
なってた。
もちろん親同士も仲が良くて
お互いの家にも遊びに
行ってた。
まぁ、それは今もなんだけど…ね… 。
でも中学生になってからかなぁ…
少しずつ、涼とあたしの間には
『距離』ができていった。
朝は家がわりと近いから
自然に2人で登校していたのに
中学に入ると涼はサッカー部に
入っちゃって
いつしか自然と一緒には
いかなくなってた。
それから涼は中2の時
好きな人ができた。
まぁ、もちろん涼はあたしが
好きだなんてこれぽっっっちも
思ってないだろうから
あたしに相談なんかしてきて…
で、付き合ったりして…。
―――…。なーんて他にも
いっぱいあるけどあたしは
今日まで完全完璧な片思い生活を
してきたわけです…―。