王様テスト
「また今度、2人きりで会いましょう、ね?」
彼女の耳元で囁くように言う。
「はい」
彼女は顔を赤くしてようやくあきらめてくれた。
はぁ…疲れる………
まぁ、こういうことはよくあるから慣れてるけど。
自慢じゃないけど、俺は外見がよく、頭がいい、それに運動も人並み以上にできて、よくモテた。
何度か告白されたこともあったけど、全員俺がかっこいいからとか、律儀だからとか、最悪な奴は俺関係なしで財産目当てで寄ってくる奴もいた。