いじめられっ娘。
『だったら、今更そんな事言うんじゃねぇよ。礼なら、テストの点で示せ。』
「えっ・・・」
『あ?出来ないとでも?』
ひっ
会長に睨まれる時ほど、生きた心地がしない時はない。
「せいぜい、頑張らせていただきますっ…!」
『当り前だ。…なら、今日からだな。』
「・・・はい?」
少し口角を上げて、いたずらっ子のような顔。
イヤな予感しかしないのは私だけ?
『早速、叩きこんでやる。お前の空っぽの、その頭に。』
「……え?――ぇえ!?」
私の脳が理解をする前に、会長に腕を掴まれた私は――…
『俺の家で、…たっぷりと、な。』
「ぁ、あ…いやーーーっ」
拒否する暇もなく、会長の家に連れ込まれていくのだった。
どうなるの、私――っ!?