向井君は向井さん
おいおい、まさか本当に痴漢に遭遇するなんて。正直、高をくくっていた女装して普通車両に乗って痴漢に遭遇する確率なんて、そう無いと。
しかし、意外といるものなんだな。
痴漢の手はスカートの上から尻を撫で回す。
き、気持ち悪い…、さてどうしてくれるか…。
手を掴んで「この人
痴漢です!」と叫ぶのが一番…だが待て、捕まえたは良いが、その後に
色々と調書を取られ自分が男だとバレたりしないか?
ならば極秘裏に処理するしかないか。
鼻息荒い、痴漢の手が今まさにスカートの中に
入ろうとする瞬間、ガッと腕を掴む。
健人は潤んだ瞳で痴漢の顔を見つめる。
ちなみに潤んだ瞳の真意は気持ち悪すぎて吐きそうなだけだ。
痴漢の顔ははげ上がった頭に、脂ぎった中年の
オヤジ…。
更に吐き気催す。
なるべく裏声で痴漢に
「ねえ、オッサ…じゃなくてオジサン?
次の駅で降りて?もっと良いことさせてあげるから…」
すまん、姉ちゃん…。
姉ちゃんの姿で痴漢誘惑している体になっているのは許してくれ…。
しかし、意外といるものなんだな。
痴漢の手はスカートの上から尻を撫で回す。
き、気持ち悪い…、さてどうしてくれるか…。
手を掴んで「この人
痴漢です!」と叫ぶのが一番…だが待て、捕まえたは良いが、その後に
色々と調書を取られ自分が男だとバレたりしないか?
ならば極秘裏に処理するしかないか。
鼻息荒い、痴漢の手が今まさにスカートの中に
入ろうとする瞬間、ガッと腕を掴む。
健人は潤んだ瞳で痴漢の顔を見つめる。
ちなみに潤んだ瞳の真意は気持ち悪すぎて吐きそうなだけだ。
痴漢の顔ははげ上がった頭に、脂ぎった中年の
オヤジ…。
更に吐き気催す。
なるべく裏声で痴漢に
「ねえ、オッサ…じゃなくてオジサン?
次の駅で降りて?もっと良いことさせてあげるから…」
すまん、姉ちゃん…。
姉ちゃんの姿で痴漢誘惑している体になっているのは許してくれ…。