グロリアスKISS



行為の後は真っ暗な部屋の中で2人でキングサイズのベッドに寝る。



「…なぁ、あんたまた相手してくれんの?」



「うん。いつでも店に来てくれれば相手してあげる」



一応、最後の客は高校生らしい。本当はあたしもなんだけど。


店では20歳ってことにして働いてるんだよね。ほら、いろいろ楽なんだよね。この方が。


「ねぇ、そういえば貴方の名前は?…教えて?」


「秘密」


「…そう」


別に珍しいことじゃない。常連とかなら名前は教えてくれるけど、初めて来たなら教えない人もいる。








< 2 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop