私のヒーロー。
8st
①
【一ヶ月後】
「今日帰り遅くなるから先寝てろよ。」
「分かりました。行ってらっしゃい。」
「悠輔、行ってらっしゃい。」
「ああ、行ってくる。」
すっかり私も紘も悠輔さんの家での生活に慣れた。
私はキャバクラで働くのを辞め、近くのパン屋でバイトをしている。
左足もすっかり完治し、今では紘を自転車で送り迎えできるようにもなった。
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