私のヒーロー。






「そうなんだ。でも凛はもっと我がままになっていいと思うの。





もっと悠輔さんに甘えてみてもいいと思う。





って言っても凛は甘えることなんて絶対しないと思うけど。」





「私、十分甘えさせてもらってるよ。





だからね、少し恩返しがしたい。」





「恩返し?」





「うん。今日ね、麻衣と悠輔さんへのプレゼントを選びたいなあと思ってるの。





付き合ってくれる?」





「もちろん!」





そう言って私達はカフェを出た。









< 106 / 135 >

この作品をシェア

pagetop