私のヒーロー。
「そうなんだ。でも凛はもっと我がままになっていいと思うの。
もっと悠輔さんに甘えてみてもいいと思う。
って言っても凛は甘えることなんて絶対しないと思うけど。」
「私、十分甘えさせてもらってるよ。
だからね、少し恩返しがしたい。」
「恩返し?」
「うん。今日ね、麻衣と悠輔さんへのプレゼントを選びたいなあと思ってるの。
付き合ってくれる?」
「もちろん!」
そう言って私達はカフェを出た。