私のヒーロー。
「はい。
でも私、悠輔さんに出会ってたくさん楽しい思い出作ってもらいました。
だから、今日はいつもの恩返しがしたくて、、、」
そう言ってかばんの中に入れていた紙袋を悠輔さんに渡した。
不思議そうな顔で紙袋の中に入っている箱を開ける悠輔さん。
「すげー。
俺の好み分かってんな。」
時計をつけて嬉しそうに私に見せてくる。
「時計壊れたって言ってたので。」
「よく覚えてたな。すげー嬉しい。」
その時、悠輔さんの携帯が鳴った。