私のヒーロー。
「あ、チョコありがとうございます。
すいません、突然お邪魔しちゃって。」
「なに言ってるの。私達が早く紹介しに来てって急かしちゃって、迷惑じゃなかったかしらって言ってたところよ。」
「迷惑だなんて!
お会いできて本当に嬉しいです。」
それからいろんな話をした。
悠輔さんにはもう一人弟がいて、社会人で一人暮らしをしているとか。
悠輔さんの小さいころの話とか。
他愛もない話。
とても楽しかった。
「そろそろ帰るか。」
悠輔さんがそう言って立ちあがった。