私のヒーロー。


幸せになれる。




そう思っていた私は、やっぱり甘かった。













「おい、酒はもうねえのか。」




「さっき飲んだのでもう最後だった。」




「なら早く買ってこい。」




「働きもしてないのに、そんなにお酒ばっかり飲んで恥ずかしくないわけ?」




「うるせーよ!」




ガンッ!!!




かっとなるとすぐに暴力。




もう殴られることも、蹴られることもなれた。






< 16 / 135 >

この作品をシェア

pagetop