私のヒーロー。
「友美ちゃん、あちらのテーブルでご指名入ったよ」
「あ、はい。じゃあ天岡さん、ゆっくりしていってね。」
「え~、友美ちゃんもう行っちゃうの!」
「本当にごめんね><」
私は小走りで指名があったテーブルに行った。
「ご指名ありがとうございます。
友美で・・・・・・」
え・・・・・・な・んで・・・
「友美ちゃん久しぶり!」
きっとあの人は私にまだ気づいていない。
5年たった今でも、忘れることなんてできなかった人。