私のヒーロー。











・・・・・・・ここは・







「起きたか。」




声の聞こえた方を向くと、渡邉さんが椅子に座ってこっちを見ていた。




「ちょっと待ってろ、看護師呼んでくるから。」







病院か・・・・・




渡邉さんにまた迷惑かけちゃったな。










しばらくすると、渡邉さんが看護師を連れて戻ってきた。





「また来たのね、凛ちゃん。」




声の主は、顔見知りの看護師さん。




「いつもゴメンね、後藤さん。」









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