私のヒーロー。




「・・・・・本当にごめんなさい。」




「気にするな。




そんなことより、お前に聞きたいことがたくさんある。」




「・・・・・・・・・はい。」





こんなにいっぱいお世話になったんだ。




ちゃんと本当のことを話さないと。







後藤さんは気を利かせて、部屋から出て行った。







「この怪我は誰にやられたんだ。」




「同居している、男の人です。




昨日話していた子供の、父親です。」







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