私のヒーロー。
やっぱりお姫様だっこには慣れないケド、最初に比べれば少しだけ緊張しなくなった。
「お前もっと肉つけろ。」
「え?」
「軽すぎる。」
「そんな事ないですよ。」
「そんな事あるんだよ。
これ以上俺の心配を増やさないでくれ。」
相変わらずぶっきらぼうの悠輔さん。
そして相変わらず優しい悠輔さん。
こんなに私を心配してくれるのは麻衣と悠輔さんぐらい。
心配してくれてる悠輔さんには悪いけど、すごくすごく嬉しい。