私のヒーロー。
「僕眠たくなっちゃった。」
そう紘が言いだしたので、悠輔さんは絵本を閉じて紘を抱っこして布団に寝かせた。
「俺達も寝るか。」
「はい。」
悠輔さんが電気を消した後、私と悠輔さんは紘を真ん中にする形で布団の中に入った。
ものの5分経つと紘は眠りについていた。
「悠輔さん、起きてますか?」
「ああ。」
「本当に悠輔さんには感謝してます。」
「ああ。」
珍しく素直に感謝を受け止めてくれた。