winter kiss〜王子様の熱い口づけ〜
シュッッッ!!!
わたしの目の前でとまった。
え?え?
ゴーグルごしにじっとわたしを見つめてから
口元に笑みを浮かべている。
え?
なに・・・・?
そして、彼はゴーグルをとった。
「あ・・・・。」
その温和な丸い目には見覚えがある。
いや、また会えたらいいなって
ずっと忘れまいとしていた顔。
背、高かったんだ・・・・
雪の中の、王子様。
彼は、わたしが
泣いていたときに声をかけてくれた
あのときの人だった。