winter kiss〜王子様の熱い口づけ〜


冬休みに入って

わたしはまた北海道に来ていた。


北海道の雪が気に入ったわたしは

親に頼んで

親戚がやっている旅館に住み込みでアルバイトさせてもらうことになったんだ。



「うわぁ・・・・。」


北海道の雪景色。


振っていなくても、

積もっているだけで


こんなに綺麗・・・・。



旅館に向かうバスの中から見る。





初めての、一人だ・・・・。


フられた傷は

まだ完全には癒えていない。


彼は、学校でも普通だった。

気にしているのはわたしだけ。



でも、反対にそれでいい。



わたしも早く忘れないと。




冬休みが終わるまでには、

忘れたいな。




それもあって、ここに来たのかもしれない。




それから・・・・

って、会えるわけないか。


名前も知らない、王子様。



< 9 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop