~とある教師と優等生の恋物語~
きっと、とりつくシマもないってこういう事を言うんだよね。
「あぁ、面倒くせ」
煙草をくわえれば開き直りの気持ちがムクムクとわき上がってくるのを感じる。
「あ、ついでに。怒らせついでに教師として言っとく。紫苑、やめろよ。やっぱ高校生が酔っ払いの中にいるのは良ろしくない。見過ごせない」
(……教師って)
なんて都合のいい立場なんだろう。
教師としての立場が白川の紫苑通いを正論として制限できてしまうのだから。
「大丈夫だよ、あたしジローみたいな男に好かれるムッチムチ系じゃないし」
「…なんでそこに『ムッチムチ』が出てくんだよ」
「別に!バカ!」
(また『バカ』?)
やっぱり白川は心底ムカついた顔をしていて。
「あぁ、面倒くせ」
煙草をくわえれば開き直りの気持ちがムクムクとわき上がってくるのを感じる。
「あ、ついでに。怒らせついでに教師として言っとく。紫苑、やめろよ。やっぱ高校生が酔っ払いの中にいるのは良ろしくない。見過ごせない」
(……教師って)
なんて都合のいい立場なんだろう。
教師としての立場が白川の紫苑通いを正論として制限できてしまうのだから。
「大丈夫だよ、あたしジローみたいな男に好かれるムッチムチ系じゃないし」
「…なんでそこに『ムッチムチ』が出てくんだよ」
「別に!バカ!」
(また『バカ』?)
やっぱり白川は心底ムカついた顔をしていて。