~とある教師と優等生の恋物語~
『ちょっと!』


力のままにソファーに倒れた彼女を組み敷けば当然抗議の声があがる。


でもそんなのどーでもいい。


大した事じゃないでしょう?キミにも。


この重い心をどうにかして欲しくて、上目遣いに睨むその目がうっとうしくて、嘘をはいた。


わざとらしく見破られやすい嘘を。


『世界が終わるなら、お前と居たい(だからサセて?)』


こんなので騙されたふりをしてくれるのなら、それって合意ってことじゃないの?

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