~とある教師と優等生の恋物語~
さみしくなった財布を覗いて呟く。


「……今月の俺の昼飯代だったんだけどな」


「あら、ダイエット?」


「必要にみえっか?あ?ダイエットが必要な体にみえっか?コラ」


「わ~かったわよ!悪かったわよ」


「……感謝しろたまには」


「してるわよ」


「嘘付け」


「してるわよ。ありがとう島先生」


あ、反則だと思うんだ。上目遣いは。


さてと、今日の課題はね。とちょうどそこにある鳩を掴んでセッティングする俺の後ろで


「なんか、今日のもずいぶん難しそうなんだけど!わざとでしょ!」


いつもの白川がかえってきていた。
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