☆Baby Girl☆
「レイコ…ごめんね
俺…マジでもう会いたくなかったのに…」
そう言ってシンタくんは
アタシと会ったコトで
一人で苦しんでた時期を思いだしたんだろーね…
すごくつらそうにしてた…
「アタシは……シンタくんは…
ずっとカナさんと…幸せに過ごしてるんだって思ってて…」
「あんな女、顔見ただけで吐き気するよ!
いつまでも彼女ヅラしやがって、
店にまで来るし!
今日ヒカルがいてよかった
これでつきまとわないだろ」
それを聞いてアタシは
安心じゃないけど
少しホッとした
ラブラブな姿を見せつけられると思ってて
そしたらだんだん
優しいシンタくんの気持ちを踏みにじった…カナさんを許せない気持ちになって…
すごく腹が立つんだけど…
でも、あの時、シンタくんを突き放したのは
他でもない、このアタシだ
こんなに後悔したのは、
生まれて初めてだ…