☆Baby Girl☆
タクシーが出る瞬間、ユウキくんと目が合った…
なんだかせつない顔してたけど…アタシの勘違いだよね
「シンタくん、どこ行くの?」
「ん…俺んち…誰も…いないから」
えっ!初めて行くんだけど
超よっぱじゃん、大丈夫なの?!
「シンタくん、寝ちゃダメだよ」
「レイコ、すきだよ…だいすき」
タクシーの運転手さん、聞いてるんだけど…
やっとやっとで、シンタくんの家に着いた
超〜〜〜素敵な白い大きな家
「うわ〜超豪邸じゃん!」
「全然……レイコ…鍵あけてくれる?ポケットに入ってるから…」
「うん…」
そう言って鍵を開け、
シンタくんを支えながら家に入った。
「2階、上がってすぐ右、俺の部屋だから…入ってて……俺、シャワーして…酔いさましてくるね」
「わかった、気をつけてね」
そっか確か…お姉さんがいるんだよね…
あっ、でも今日は誰もいないのか…
シンタくんの部屋のドアを開けた…