☆Baby Girl☆


アタシ、シンタくんの心配してて気付かなかったケド…


結構天井ぐるぐる回る…


酔ってるのかな


顔を洗う時…

ユウキくんにキスされた唇を

ゴシゴシした



すっかりいい匂いになって、



またシンタくんの部屋に戻った



「お待たせ…」

「あれ?パジャマ持ってきてたの?」

「…うん」


シンタくんはテレビ見ながらまたビール飲んでた


「え〜!!まだ飲むの?!」

「当たり前じゃん、夜はこれからだろ?!」


そう言ってシンタくんが冷蔵庫から出してアタシにくれたのは

梅酒…


マジか…



「乾杯!」


「シンタくんのおうち…お金持ちなんだね!バイトする必要ないじゃん!」


「…別に?普通だよ!バイトはバイクの維持費とか…服買ったりするのに必要じゃん!!」


イヤ普通じゃないでしょ…
でもすねかじりじゃないとこがすてき☆



「シンタくんさっき……ごめんね…アタシ…」


「大丈夫!全部、聞いたよ、ユウキから」


「そう…あのあと何の…話してたの?」


「う〜ん…まぁ…
あいつもあいつなりに、反省はしてたけど…

レイコのコトは本気みたいで…

そしたら先に相手を潰した方が今日レイコを持ち帰れるとか言い出して…」


「嘘…まさか…それであんなバカみたいな飲み方してたの?」


「うん…まぁ…

でも最後は結局…勝負つかなかったし

笑って許した感じかな…ごめんね」


「そうだったんだ…」


てか…ユウキくん本気だったの?!

わけわかんない



確かに別れ際は…

すごく切なそうだったケド…



「もしかして…ユウキのこと考えてる?」


「なっ…考えてないよ!」


「俺絶対絶対とられないからな!!!」


そう言ってビールを一気に飲み干した…



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