飼い犬に手を噛まれまして
獣になっちゃった先輩は、止めたって止まらない。中途半端にはだけたワンピースの裾からスルリと手を入れてきた。
ふくらはぎから、太ももを撫でられて、声が我慢できなくなる。
いたわるように優しくて、でも激しくて情熱的に先輩は何度も私を絶頂に導こうとしてくる。それを楽しみにしてしまう私。
「……いやぁ!」
「嫌じゃないだろ、体は喜んでる。イくの我慢するな」
「っ……ああぁ」
「ここが好きだろ?」
先輩は私の体を既に上手に操って、自分でも知らなかった新しい自分の性感帯を見つけて攻めてくる。うなじを這う舌も、意地悪な指も、その二人だけで作り上げていくようなセックスの仕方……嫌いじゃない。
むしろ、癖になる。