【短篇】幼なじみ
「…藤、私…彼女??」

「うん。彼女。俺は、彼氏??」


「彼氏だよ。」


二人で、確認しあっておかしくって笑った。


藤…。


好きだよ。


私は藤にしがみつく。


「えへへ。俺、照れちゃうなぁ。そんなに、ぎゅっってされちゃったら。」


藤が、そう言いながらも私をしっかりと抱きしめてくれる。


  「…大好き…」


その想いだけが、私を支配していたの。


< 15 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop