【短篇】幼なじみ
「そ…ソーゾー!?」


「うん。小さい頃、よく一緒に入ってたから。」

想像って…、何を想像したの??


藤の頬はまだ朱い。


「昔みたいに一緒に入る??」


藤はいたずらっ子のように、私に尋ねる。


その顔が見透かされているようで凄く恥ずかしくなってくる。


「…入らない…!!で、藤は、今日お風呂入っていくの?別に遠慮しなくていいんだよ。お隣りさんだし。」


「んん~。じゃあ…、入って行こうかな。なんて、お世話になる気まんまんでしたぁ~。」


藤は、荷物の中から下着を取り出して私に「ほら。」と言って見せた。


「ちょ…下着なんか見せるなっ…!!」


バシッと藤の肩を叩くと、藤は笑った。


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