華〜ハナ〜Ⅲ【完結】
立食パーティー
侑希side
〜〜〜…〜
あら、電話?
私は、目が覚めてからもなぜか動く気が起きずベッドの中にいた。
そんなときに、携帯がチカチカと光ったのだ。
蓮士かしら?
嘉には連絡したんだけれど…
「………っ!」
映し出されていたのは、登録されていない番号。
だけど、私の目は勝手にこの番号を記憶している。
――これは、仕事の依頼の時に使われるものだ。
「……もしもし。」
『月華様ですね。』
驚いた…。
なんて久しぶりに聞く機械音だろう。
『仕事の依頼が来ております。今日が依頼された日でしたのでこうして連絡頂きました。詳細はメールを送らせて頂きます。』