華〜ハナ〜Ⅲ【完結】
電話が切れてから、私はパソコンに向かった。
すぐにメールを受信する。
それを見てみれば依頼の事細かな用件が書いてあった。
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*社長令嬢の代わり。
*名前 松宮未也美(マツミヤミヤビ)
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“添付ファイル”
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……依頼が、殺しじゃない。
それはどう考えても私に殺人をさせないようにしているように思われた。
でも、私にこの依頼を回してきたからには何かマスターの考えがあるはずだ。
だったら逆らわず、“月華”が“松宮未也美”に化けなければ。
準備をするため、窓から飛び立ち“塔”に向かった。