君にすべてを捧げよう


「わぁ・・・本当に覚えてるんですね~」


「だからそういってるだろ」

「アハハ、怒らないで下さいよ!」


笑いながら、榊きは俺のことをにやにやしながら見る


「・・・うっせ」

「いや~なんか、今日いろんな先生を知りました」

そういって、榊は俺を見る


その瞳はどこか暖かった


「・・・?」

「甘党な先生。意外とよくしゃべる先生、生徒のことを意外と見てる先生」


そういって、本当に俺か?と思うようなことを榊は並べてく

「・・・それが俺か?」

「はい。今日知った先生です。まぁ私は昔っから先生のこういういいところは知ってましたけどね」


榊の最後に言った言葉が聞こえなくて


俺は聞き返したが


榊は何も答えなかった


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