君にすべてを捧げよう
マンション
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「先生!好きだよ」
あの子は、何度俺に
そう言っただろうか。
周りから、嫌われてる俺に
自分ですら好きになれない俺に
何度、眩しい笑顔を向けただろう
俺は、そんな君に惹かれると同時に
不安になったんだ。
俺なんかでいいのかと
だから、わざと俺は君を
遠ざける。
今日も・・・
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俺が好きになったのは生徒だった
どこか、儚げな君
守ってあげたい、本気でそう思った
「先生、先生」
そういって俺に駆け寄ってくる君が
愛おしかった
生徒を好きになるなんて
ばかげていると自分でも思う
だけど・・・
それでもいいや
そう思えるほど
俺はきみにはまってしまったらしい
こんな俺を君は受け入れてくれる?
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素直になれない自分
悪態しかつけない自分
優しさを返せない自分
私は、そんな自分が嫌いだった
それなのに突然現れたあなたは
こんな私の冷え切った心を
温めてくれた
自分が嫌いだった私を
少し、自分が好きにならせてくれた
初めて、心を許してもいい
そう思えた。
だから、今度は私が
貴方になにかしてあげたい
無力だけど、どうか貴方のために・・・
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