君にすべてを捧げよう


俺は、黒縁の眼鏡をしていて


そのメガネの奥にひそむ俺の目はきっと


冷たいものだろう



「せんせーバカ?せんせーがいてもいなくてもみんな最初っからやる気ないですよ?」


みんなは笑ってうんうんってうなずいている


俺が言い返そうとしていた時に


ガタガタっと

大きな物音がした


< 5 / 42 >

この作品をシェア

pagetop