先生の言うことがきけないの?

入ってきたのは、あの超絶かっこいい羽宮先生だった。


「谷内先生、またここにいたんですか」


「あ、あぁちょっと…」


「都筑さんと何かお話でも?」


「いえ、都筑がわからないところがあるというので、教えていただけですよ」


「へぇ~・・・」


なんか勝手に話が進んでるから、とりあえず


「う、うぅーんうぅーん」


悩んでおいた。


「どうしたんですか都筑さん。寝違えました?」


「へ?」


「首が180度曲がってます」


こ、これも演技だ!


「そ、そうなんです~あはは~」


あの顔はいろいろ心配してる顔だ…。


谷内も同じような顔してこっちをみていらっしゃる。


む…


無視しとこう。


「それで先生。ここわかんないんですけど」



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