So Alive
「ユキくんって何年生?ていうか彼女本当にいないの?」


そう若菜が言うと私は
「はい、いません。ていうかいたことないっスよ。地元の奴等はいますけど俺はいないっスね」

そう返事すると若菜は

「じゃあこれあたしの連絡先ね。ユキくんも教えてよ」

「あー、はい」

そういうとお互いの連絡先を交換した

ただいつも以上に考えていた

話がうまく行き過ぎてる
もしかしたらドッキリかもしれない
地元じゃ何回もドッキリにハメられていた


私は不安でしょうがなかった
普通の感覚であれば嬉しいはずだ
だが私は聞き返したいくらいだった
『お姉さんぐらいの人だったら彼氏くらいいるだろぉ』
まぁ言えるはずもなくそこは黙っていた


それから打ち上げも終わりサクラが

「あっ、ユキくん。帰り若菜ヨロシクね」

「?!」

「帰る方向同じみたいだからさ」

そういうと若菜は

「ユキくん狭間駅でしょ?あたしその二つ先なんだ」

「片瀬駅っスか?意外に近いっスね」

私はみんなと別れて若菜とともに駅へ向かうのであった

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