So Alive
体育館に全員到着するころにはみんな既になぜか疲れた表情をしていた

もうライブは始まっており体育館中にドラムの音がこだまする

それを見ていた正也は
「ヤッベー、なんか緊張してきたよ」

私が言い返すと

「俺緊張してきて勃起してきたよ」

「なんでだよ!」

「いやぁ昔からそうなんだけど緊張やなんか始める前って勃起する癖があるんだよね」

「…」

「黙るなよ!」

「いやぁ、いろんな奴がいるなぁと思ってさぁ。ユキは勃起だろ?俺はさぁケツが異常に痒くなるよ」

「へぇ、俺とあんま変わらないなぁ」

「まぁな…」


「変な話してんなよ」
メンキンが突っ込むと緊張がほぐれたような感じになった

「次だから準備しようか」

勝谷が言うとみんなそれぞれケースから楽器を取り出し各々がチューニングを始めた

舞台袖からステージ前を見るとチラリホラリだがお客さんがいた

少なくもなく多くもなく比較的いい感じの人数ではあった

しばらくするとバンドが終え私達の番が回ってきた

エフェクターを持ちシールドをアンプに突き刺しギターを鳴らすと気持ちの良いDの音がしている

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