So Alive
益山が持ってきたお茶を飲みながらみんなをまっていた


益山が若菜に向かって一言

「今から結構怖いとこいくけど大丈夫?」

既に若菜に対してタメ口だった

私はまだ年上ということもあり敬語で喋っていた

「うーん、ちょっと怖いかな」

すると宮川が

「ねぇ益山くん、今から行くところ相当やばいの?」

益山は即答で

「かなりヤバいっスよ!だって県内じゃ有名ですからね。ちなみにウチから歩いて十分ってとこですかね」


「そんなに怖いんだ…俺大丈夫かな…」

「大丈夫っスよ!一応その入口に入る時、駐車場があるんですがそこまで行って一組ずつ行く予定ですから。帰って来るまでそこで待機してますから」


「なるほど。ちょっとワクワクしてきたよ」
隣りにいるサクラ、朱美は黙っていた

ただ一人若菜だけがそういった場所が平気みたいだった

私は強がっているがびびっていた

話をしているうちに勝谷ペア、正也ペア、メンキンペアが次々と益山宅に到着した


12人の高校生の集団が目的地へと出発した


固まって歩いているせいか道路はそれほど狭くないのにやたら狭く感じた

まるで宿泊学習で夜抜け出したような感覚に近かった

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