So Alive

山道を歩き公園を抜け、坂を登りまず最初の目的地である入口。駐車場へたどり着いた

企画者である益山が

「じゃあねぇ、順番だけ決めて行きますか」

各彼氏がじゃんけんで順番を決めた

最悪なことに私、若菜ペアは一番最後になってしまった

ちょうど一周して戻るような仕組みの場所ではあるがやっぱり怖い

夏ということもあり嫌な暑さと嫌な湿気が充満していた

私も変な汗をかいていた

額には脂混じりの汗がにじみ出ていた

一番最初である勝谷ペアが懐中電灯を持って出発した


待っている間はそれぞれの話で盛り上がっていた

心霊スポットであるという事を忘れるくらいの盛り上がりをみせていた


益山が宮川にこんな質問をした

「あのー、宮川さん。ユキって学校でどんなですか？」

嫌な質問である

「うーん、普通といえば普通なんだけどだいぶ変わってるよね」

「あー、そっちでもバカやってますか」

私は益山に

「オイッ！変な事聞くなよ！恥ずかしいだろ！」

宮川が

「うーん、至って冷静じゃない？普段ユキってどうなの？」

宮川が逆に益山に質問した

その間、私は言葉では嫌がっていたが顔があまり嫌そうではなかった

私はだれかに「いじられる」という行為をあまり嫌ってはいなかった

むしろ大好きである

益山が

「そうっすね、ユキって普段女と喋らないっスね。だから彼女できた時みんなびっくりですよ。まぁ進歩したのかなと思いますけど。でも学校じゃどうだか知らないですけど平気でバカやりますよ。急に自分のサイン練習してみたり…」

私は顔が熱くなっていた