So Alive
「マジで?!ユキってこっちじゃ子供みたいな事してんな」

私は宮川に対して

「まぁ、あまり知られたくなかったですね。かなり恥ずかしいですよ。まいったなぁ」


そんな話をしていたら勝谷達が帰ってきた

「ただいま~」

正也が

「どうだった?」

と聞くと勝谷は

「かなりこえーよ。特に井戸が怖いよ。普段蓋みたいのがかかってるけど今日なんか開いてたし!」

全員が嫌な予感を感じていた

企画者である益山は少し黙っていた

私は益山に

「どした?」

と聞くと益山は

「実は俺怖いとこダメなんだよね」

『だったらこんなの企画するなよ!』

そう思っていたのは私だけじゃなかったと思う


二番手であるメンキンペアが出発


さっきの勝谷の一言でみんな黙っていた

タバコを吸う本数がみんなハイペースだった

意外にみんなびびりであった

私はここに来てからあまり喋っていない

やっぱり怖いからだ

それぞれ持っている懐中電灯だけが辺りを照らしていた


街灯すらない駐車場、明らかに誰も使ってない公衆便所、来るもの拒まず的な看板が不気味にある

< 23 / 130 >

この作品をシェア

pagetop